言葉のパズルはなんの答えにもならない

私に寄せられる質問メールには、自分のこころをなんとか分析して
理解しようとしている人からのすばらしい自己分析が書いてあります。

しかし、今回の本にも書いたのですが、
言葉にはこころを表現するのに重大な欠陥があります。

どう感じているのかという大事なことと言葉は直接の関係がないのです。
なんなら辞書をぐるぐると調べてみればわかります。

どの言葉にも「どう感じているのか」についてなにも決まりがありません。

つまり「感謝」という言葉はあってもその言葉を使うときに
「気分が良くなければならない」とは決まっていないと言うことなのです。
「安心だね」とものすごく気分が悪い状況で言っても良いことになっている。

他のことならいざ知らず「こころ」の事を考える時に大事なのは
「どう感じているのか」だけだという基本的なことを忘れてはいけません。

だって「こころ」の問題なんて
「気分が良ければ」そもそもどこにも存在しないのですから。

仕入れた知識で自分を分析して、言葉で出来た
たくさんの名前のどれかを選ぶことに一生懸命になっても無駄だと思います。

「こころ」の問題とは簡単に言って「なぜか気分が悪くなってしまう」というだけのことなのですから、
社会的に問題がない範囲で気分が良くなることを何度もすればいいだけなのです。

そうじゃありませんか?

そして「なぜか」の部分は要らないんです。
ただ気分が良くなればいいのに原因と思えるものを取り除く必要はないんです。